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独政府主催のスタートアッププログラムで中川敦寛特任教授(東北大学病院)が講演しました

2021年6月16日(水)、ドイツ連邦経済・エネルギー省が実施するドイツ国内のスタートアップ企業向けのプログラム「German Accelerator Next Step to Asia(ヘルスケア分野)」の一環として、東北大学病院 臨床研究推進センター中川敦寛特任教授が参加企業向けにオンラインで講義を行いました。
このプログラムは、ドイツ政府による唯一のドイツ国内のスタートアップ企業向けの対日ビジネス促進プログラムであり、昨年から対日プログラムが開催されました。
既にいくつかの参加スタートアップ企業が日本企業との協業を果たしているなど、日本のイノベーション力向上に資する高い潜在力を有する企業が参加することが特徴で、ジェトロが協力機関として参画しています。
ドイツ各地から参加する企業は主にヘルスケア分野のスタートアップで、再生医療、医療機器、ロボティクス、データ分析等の領域で革新的な技術を持ち、日本を含むアジアにおける連携を検討しています。
中川特任教授からは、少子高齢化など東北・日本の直面する課題と共に、東北大学病院が企業向けに提供するASU(アカデミック・サイエンス・ユニット)、OBL(オープン・ベッド・ラボ)の紹介や、外国企業との協業事例を踏まえた日本の大学病院との連携に関する課題へのアドバイス等、ドイツから日本参入を目指すスタートアップ企業に向けた力強いメッセージが送られました。
また宮城県からも本学を中心とした県のヘルスケア産業や、国内の他の地域と比較した投資環境の優位性について紹介されました。
参加企業からも、日本の研究者との共同研究やスタートアップとの協業、他分野への紹介などに関する具体的な質問が飛び交うなど、このイベントが契機となって本学及び宮城県・仙台市とドイツとの新たな連携が促進されることが期待されます。

 

German Accelerator Next Step to Asia: https://nextstepasia.de/

 

参加企業
CeiROx Life Sciences(Berlin)
Lipotype GmbH (Dresden)
Medical Magnesium(Aachen)
Micro-biolytics(MBIO)(Esslingen)
PerAgraft(Aachen)
Reactive Robotics(Munich)

 

ASU(アカデミック・サイエンス・ユニット):
東北大学病院で臨床研究推進センターバイオデザイン部門が窓口となって推進しているプログラムです。
確かな制度の下、企業の方々が医療現場に入り、現場観察を通じてニーズを探索することができます。
探索したニーズのデザイン思考を取り入れ、絞り込み、開発ターゲットを見出すプログラムです。
そして、企業とともに新たな医療機器や医薬品・システム・サービスなどの製品化、事業化を目指します。

 

OBL(オープン・ベッド・ラボ):
本院病棟の一部をテストサイトとして企業に貸与し、医療機器や医療システム・サービス等の共同研究開発を実施する課題解決型研究開発実証フィールドです。
実際の医療現場を活用し、患者、医療プロフェッショナル、病院経営者の視点を取り入れた実効性のある研究開発を推進することで、少子高齢社会、医療格差、医師の働き方改革等、我が国が抱える医療課題の解決に寄与することが期待されます。