6月にも講義を行った東北大学病院 臨床研究推進センター中川敦寛特任教授が2021年11月11日(木)、ドイツ政府主催のスタートアップ企業向けのプログラム「German Accelerator Japan Market Discovery Program」にて参加企業に向けて再度オンラインでの講義を行いました。
このプログラムは、日本を含むアジアでのビジネス展開のノウハウを学ぶヘルスケア分野のスタートアップ企業向けに行われたもので今回が中川特任教授の2度目の講義となります。
宮城県が魅力溢れるビジネス環境を紹介するプレゼンテーションを行った後、中川特任教授によって少子高齢化等の日本と世界が直面している課題について説明がなされました。
中川特任教授はまた、ジャパンバイオデザインのような関連プログラムへの参加や日本の起業家ネットワークへ加わることで適切な企業との繋がりを示唆しました。
更に、連携の機会として仙台市のPhilips Co-Creation Centerと東北大学のASU(アカデミック・サイエンス・ユニット)を挙げました。
参加企業の代表者は中川特任教授と討論も行い、各々が次のステップへと繋がる有意義なアドバイスを受けました。
本プログラムでの講義の主催にあたっては日本貿易振興機構(ジェトロ)が更なる国際連携と事業開発を見据え、東北大学と協力して調整を行いました。
German Accelerator Program: https://nextstepasia.de/
参加企業
apoQlar (AR&VR Software, Healthcare)
Healthcare X.0 (Healthcare IT, Digital Health)
Nordic Oil (Healthcare, e-Commerce)
Terraplasma medical (Medical Devices, Healthcare)
ASU(アカデミック・サイエンス・ユニット):
東北大学病院で臨床研究推進センターバイオデザイン部門が窓口となって推進しているプログラムです。確かな制度の下、企業の方々が医療現場に入り、現場観察を通じてニーズを探索することができます。探索したニーズのデザイン思考を取り入れ、絞り込み、開発ターゲットを見出すプログラムです。
そして、企業とともに新たな医療機器や医薬品・システム・サービスなどの製品化、事業化を目指します。